企業内における新規事業は決して既存事業と一緒に進めない方がよい。
他事業とのシナジーやら、グループ力やら、スケールやら、そういったふわふわしたものは決して気にしてはならない。
順を追って話しますり
私の初めての新規事業は
社内の既存事業と合流する形でスタートした。
それはやめておくべきだったと猛烈に後悔している。
合流した理由と経緯は、
私の新規事業プレゼンの1番最初のアイデアと、
既存事業で立ち上げようとしていたサービスと、
共通点がいくつかあったことが理由で
社内で同じようなモノは2つも作らなくて良いだろうという理由で合流する形で進めることとなった。
そもそも既存事業の中で作ろうとしているものと、
新規事業とは本質が全く違うということを理解しておくべきだった。
既存事業においては、その既存サービスの補填だったりグレードアップだったりそう言った位置づけ・目的であることが多い。
あくまでもサブ的な位置付けなのだ。
対して新規事業はそれそのもので、生計をたてる1つの事業として成り立たせる目的がある。
それを合流して進めた今どんな弊害が起こっているのかというと。
方向転換、軌道修正がしずらくなる。
どういうことかというと、
既存事業からすると、ある機能やソリューションが必要・マストだから作っていた。
私からすると、そういったものは二の次で、必要でなければ(ユーザーが求めないならば)取り除きたい対象となりうる存在である。
いかんせん、その本質を理解していなかった。
そもそも、目的が違うのに一緒になれるはずがなかった。
ゆくゆくは一緒になることかベストであるが、
一緒に取り組むことが目的ではない。
いざ、未経験で、当事者になり、周りのお偉いさん方からの意見だと、正しいように思ってしまう。
すこしでも新規事業に携わる方々のご活動の
参考になれれば幸いです。
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